古本とは?種類や古本を売る際の古本屋の選び方をご紹介

一般的に、古い本や中古の本など、「新品以外の本」のことを「古本」として使う場合が多いと思います。
しかし、実は古本にはいくつか分類上での種類があるということを知っている人は意外に少ないでしょう。

そこで、今回は古本についての基礎知識と、古本のご売却をお考えの方向けに古本屋の選び方をご紹介します。

古本の定義

古本とは、一般的には過去に誰かの手に渡った事のある本のことを指します。しかし、実は何をもって古本とするかについての厳密な定義はありません。そのため、古本屋や図書館などによって、若干その定義は変わってくるのです。

古本の種類

古本についての厳密な定義はありませんが、古本屋の間では、「古本」、「古書」、「特価本」という3種類に分けられて扱われることが多いです。

以下に、それぞれの一般的な定義と例を示します。

古本とは

いわゆる「中古の本」のことで、比較的最近(戦後以降)に出版されたもののことをいいます。

古本の例:
小説、文庫本、絵本、辞書、参考書、コミックス、雑誌、月刊誌、写真集、ムックなど

特価本とは

特価本とは、1953年(昭和28年)以降か再販制度の導入後に出版された本で、誰かの手に渡った事がない新品の状態のものになります。

また、定価より安い値段である場合が多いです。

古書とは

古書は一般的に、古本よりもさらに古い時代に出版された本で、現在では絶版されていて普通の本屋さんでは入手することができない本のことをいいます。

古書の例:
絶版本、古典文学の初版本、江戸時代の書物など

古本と古書の違い

古本がすでに誰かの手に渡った事のある「中古本」であるのに対し、古書とは絶版された本や古い時代の本のことをいい、江戸時代の書物や戦前以前に出版された絶版本などが該当します。
そのため、古本屋や図書館などでは、「歴史的価値のある書物」という意味合いのものとして扱われる場合もあります。

古本を売る際の古本屋の選び方

結論を先に言うと、古本を売る際、古本屋選びは慎重に行うべきです。

理由としては、古本屋ごとで、本の正しい価値を評価できるかのスキルや知識量に違いがあるため、そのスキルが乏しい古本屋に依頼すると、相場よりも低い値段で買いたたかれてしまうなんてことも考えられるからです。

そのため、古本屋選びの際には、適正査定をしっかり行ってくれる古本屋を選ぶことが何よりも重要になります。

大手古本屋について

一般的には、本を売りに行くならチェーンの大手古本屋が真っ先に思い浮かぶでしょう。しかし、大手だからと言って、本を高く買ってくれるとは限りません。

大手の古本屋では、個別の本に対する評価があまり細やかでないことがあります。大量の在庫を扱っているため、独自のニッチな本に対しては、適切な評価をしてもらえない可能性があります。
また、古本買取のノウハウが少ないアルバイト店員が査定を行っている場合も多いため、本の状態や希少性などを考慮した査定ができないこともあります。

大手古本屋に査定を依頼するべきではないというわけではありませんが、特に希少性が高い本や古書などを売りたい場合には、より専門性が高い古本屋に依頼する方が適正な価格で買い取ってもらえる可能性が高くなります。
その点に注意した上で、古本屋を選ぶようにしましょう。

信頼できる古本屋のポイント

では、どのような古本屋に依頼するのがベストなのかを、いくつかのポイントに分けてご紹介します。

まず、古本屋の専門性を確認しましょう。古本屋によって得意不得意なジャンルが存在する場合もありますので、自分が売りたいジャンルの本の査定が得意だと謳っている古本屋に依頼するのが安心です。

また、査定経験が豊富なスタッフが査定を行ってくれる古本屋を選ぶことも重要です。特にニッチな分野の本や希少性が高く流通数が少ない本、古い時代の古書などは、専門的知識がないと適切な買取価格を付けることはできません。
沢山の査定経験を持つ熟練スタッフが担当することで、適正価格で買い取ってくれる可能性が高くなります。

まとめ

古本には、実は厳密な定義は存在しておらず、古本・古書・特価本などの分類によって分けて扱われる場合が多いです。

また、古本を売りたいと思った時には、売りたい本の真の価値を見極めてくれる古本屋を、大手古本屋や町の古本屋に関わらず慎重に探して依頼することが重要です。

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