家にある古書を処分しようと思った時、どうやって処分すればよいのか戸惑ってしまう方も多いでしょう。
古書を処分する方法には、さまざまな選択肢があり、それぞれの方法にはメリットとデメリットが存在します。今回はその具体的な方法についていくつか解説しますので、自分に合った方法を見つけるための参考にしてみてください。
買取による古書処分
古書は、査定に出すと高い値段で買い取ってもらえる可能性が比較的高い本になります。そのため、まずは売れるかどうかを確かめるため、買取業者に依頼してみることをおすすめします。
古書買取業者の選び方
古書を査定に出す際、信頼できる買取業者を選ぶことは非常に重要です。各買取業者によって、買取価格や対応が異なるため、慎重に選ぶようにしましょう。
古書買取の際には、以下のポイントを意識して買取業者を選ぶのがおすすめです。
買取業者の実績と専門性を確認する
古書を買取に出す際には、業者がその本に関する専門的な知識を持っているかどうかを確認しましょう。特に、文学書、専門書、古典など、特定のジャンルの本を売ろうと思った時には、そのジャンルに強い買取業者に依頼することが大切です。
専門的な知識を持った買取業者は、依頼した古書を適正な価格で買取してくれます。
レビューや評判を確認
買取業者を探す際には、口コミサイトなどを活用して実際に利用した人のレビューや評価を確認することもおすすめです。
実際の取引のレビューを確認することで、その業者が信頼できるかどうかを判断するための参考になります。
ただし、口コミサイトには偏った意見やサクラが存在していることも充分に考えられます。口コミサイトを見る際には、できるだけ客観的な視点でレビューを見るようにしたり、複数の口コミサイトを併せてチェックするようにしましょう。
買取方法が選べるか
古書買取業者は、店頭買取、出張買取、宅配買取など、複数の買取方法を提供している場合があります。
自分の自宅から店舗までの距離、査定を依頼したい本の冊数などを考慮して、買取方法を柔軟に選べる買取業者に依頼するとストレスなく取引を進めることができるでしょう。
寄付・寄贈による古書処分
古書を処分する方法の一つとして、寄付や寄贈するという選択肢もあります。
有名な偉人が遺した書物など、歴史的価値が高い古書は、以下のような施設で引き取ってもらえる可能性もあります。
図書館
大学
博物館
資料館
ゴミとして処分する
買取対象外かつ資料としての価値もそこまで高くないような古書は、最終的に自治体のゴミとして処分することになります。
自治体の古紙回収日に処分する
自治体の古紙回収日に合わせて処分するのが最も簡単で手軽な方法でしょう。
多くの自治体では、定期的に古紙回収の日を設定しており、その日に合わせて古書を処分することができます。
また、新聞や雑誌なども一緒に回収してもらえるため、処分したい本が大量にある場合に便利です。
メリットとしては、手間が少なく、無料で利用できる点が挙げられます。また古紙回収されたものは、主にリサイクルされて再利用されるため、環境にも配慮した行動にもなるでしょう。
ただし、デメリットとしては、回収の頻度が限られていることや、自治体ごとで古書も回収対象かどうかのルールが異なる場合があります。
自治体のホームページなどで、事前に回収対象品目を確認してから出すようにしましょう。
古紙回収センターへ持ち込む
自治体の古紙回収日を待てない、大量の本を一度に処分したいという場合には、古紙回収センターへ持ち込むという選択肢もあります。
多くの自治体では、古紙のリサイクルセンターがあるので、そこへ持っていくことで処分してもらえます。
古紙回収センターへ持ち込む時には、センターが遠方にある場合、運搬の手間や交通費がかかるというデメリットがあります。また、持ち込む際に、古紙と本類は分別する必要がある場合もあり、手間がかかる可能性もあります。
さらに、センターによっては、受け入れ可能なものに制限がある場合があるため、事前に確認してから持ち込む必要があります。
まとめ
古書の処分を考えた時、まずはその価値の高さから、高値で買取業者に引き取ってもらえる可能性もあるため、査定を依頼してみることをおすすめします。
また、歴史的価値がたかいような古書は各公的機関に資料として引き取ってもらえる場合もあります。
最終的に残った古書は自治体のゴミとして処分するのが良いでしょう。その際には、環境に配慮して、可燃ごみとしてではなく、古紙として回収してもらうようにしましょう。
買取内容・量をお伝えいただくとスムーズです。
航海堂は全国古書籍商組合連合会加盟店です
- 古物営業法に基づき、下記の身分証明書によるご本人確認が必要になります
運転免許証、健康保険証、国民健康保険証、後期高齢者医療保険証、住民基本台帳カード(写真付)、身体障がい者手帳、日本国パスポート、生活保護受給証、在留カード、特別永住者証明書