引っ越し前は古本を整理しよう!整理方法や荷造りのコツを解説!

引っ越し前は古本を整理しよう

引っ越し時の蔵書の扱い、困りますよね。
本好きな方は特に、引っ越しのタイミングで「大量の本をどうしようか」と頭を悩ませてしまうのではないでしょうか?

本は冊数が多くなるとかなりの重量があるため、引っ越しの前に整理して、必要なものだけを新居へ持っていきたいものです。

そこで、本記事では古本の整理方法や買取に出す本を高く売るコツ、スムーズな荷造り方法などについて詳しく解説します。

引っ越し時の古本整理の手順

大量の本がある場合、どこから手を付けたらいいのか戸惑ってしまう方も多いでしょう。 本項では、古本整理の具体的なフローをご紹介しますので、その手順に沿って進めていきましょう。

1. すべての本を集める

まずは、手持ちの古本の総数を把握することがポイントです。家中の本を本棚から取り出して、一か所に集めましょう。 本の全体数を事前に把握しておくと、新居でどれくらいの収納スペースが必要か、またどの程度処分しておかなければならないのかの目安になります。

2. ジャンルごとに分ける

本が一か所に集まったら、ジャンルごとに分類していきます。小説、コミック、雑誌、ビジネス書、参考書など、ジャンルごとに分けることで、新居での本棚収納を計画的に進めることもできます。

3. 手放す本と残す本に分ける

次は、手放す本と手元に残す本を決めていきます。 スムーズに判断できない場合は、以下の基準を参考にして決めましょう。

  • 今後も繰り返し読む本:残す
  • 特別な思い出が詰まった本:残す
  • 内容が古くなった本:手放す
  • 長期間読んでいない本:手放す

4. 手放す本の具体的な対処方法を考える

手元に残す本を決めたら、手放す本の対処方法を考えましょう。
具体的な対処方法は、次の項で詳しく解説いたします。

手放す本の対処方法

古本買取を利用する

手放す本の中にも「実は価値の高い本だった」なんてものもあるかもしれません。
高く売れる可能性がある本をいきなり捨ててしまうのはもったいないですよね。せっかくなら、捨ててしまう前に古本買取業者などの買取業者に依頼して買い取ってもらうことをおすすめします。

また、古本買取業者によっては、値段が付かない本も一緒に引き取ってくれるところもあります。 さらに、引っ越し前で忙しく、時間がない方でも、出張買取サービスを行っている業者を利用すると、梱包・運搬の手間がほとんどありませんのでとても便利です。

オークションやフリマアプリで売る

買取業者に依頼するのではなく、自分で売りたいという人には、ヤフオクやメルカリなどのサービスを利用して売りに出す方法がおすすめです。

オークションサイトやフリマアプリには、自分の希望価格で販売できるというメリットがあります。場合によっては、古本買取業者に依頼するよりも高い値段で取引が成立する可能性もあります。特にマニア人気が高く、流通量の少ない希少な本は、高値がつくことも期待できます。

しかし、オークションサイト・フリマアプリには以下のようなデメリットも存在するため、注意が必要です。

  • 金銭トラブルが多い
  • 取引成立までに時間がかかる場合がある
  • そもそも必ず売れるとは限らない
  • 売りたい本が大量にある場合は、かなりの時間を要する可能性も
  • 取引成立した本は自分で梱包・発送する手間がある

寄付や寄贈をする

子供向けの本や学術的に価値が高いような本は、地元の幼稚園や保育園、小学校などの教育施設や地元の図書館などに寄付・寄贈すると、将来誰かの役に立つかもしれません。ただし、本を送りたいと思った施設が寄付・寄贈を受け付けていない場合もあります。この点は事前に確認しましょう。

資源ごみとして捨てる

最終的に手元に残った本や、ボロボロで誰にもあげることができないような本は、自治体の資源ごみに出しましょう。 その際には、自治体の回収ルールを確認し、適切な方法で捨てるようにしましょう。

買取に出す古本を高く売るためのポイント

本の状態をきれいにする

本は状態が良いほど高値がつきやすくなります。そのため、本棚に長い間放置していたような本は、カバーやページをきれいにして、少しでも新品に近い状態にしておきましょう。

希少性が高い本を売る

希少性が高く、市場で需要のある本は、査定額が上がりやすい傾向にあります。特に、絶版本や初版、専門書などは人気が高く、一冊単位で高値がつくことも少なくありません。

まとめ売りをする

シリーズものの小説や雑誌・コミックなどは、単品よりもシリーズやジャンルごとにまとめて売った方が、査定額が上がりやすいです。

買取実績が多い古本買取業者に依頼する

古本の査定には、長年の査定経験がとても重要です。そのため、買取実績が豊富な古本買取業者に依頼することで、適正価格での買取が期待できます。
古本買取業者の公式ホームページなどを見ると、過去の買取実績を公開している場合がありますので、参考にしましょう。

引っ越し時の本の梱包方法

荷造り前に必要なものを準備する

荷造りをスムーズに進めていくために、以下のアイテムを事前に用意しておきましょう。

  • 段ボール
  • ガムテープ
  • 緩衝材(新聞紙・エアクッション)
  • ビニール袋や防水シート(雨・水漏れ対策用)
  • ラベルシールや油性のサインペン

段ボールは小さいサイズのものを用意する

引っ越し時は大きな段ボールを選んでしまいがちですが、一箱のダンボールに古本を詰めすぎると重量が増し、運搬しづらくなってしまいます。
また、本の重量に段ボールが耐えられず、運搬中に底が抜けてしまうという危険性もありますので、複数箱の小さめの段ボールに分けて梱包するようにしましょう。

本を梱包する

必要なものが準備できたら、本を段ボールに梱包していきます。一箱に入れる本の量は、本のサイズや厚さにもよりますが、大体1箱5㎏ほどに納めておくのが理想的です。
ある程度本を入れたら、実際に持ち上げ、運べる重さか、底が抜けないかを確認しましょう。

梱包する際のポイント

段ボールの裏をガムテープで補強する

段ボール箱を裏返して、底にガムテープを十字に貼って固定しておきましょう。この「十字貼り」を事前にしておくことで、段ボールの強度を高めることができます。

梱包時の本の向きに注意する

段ボールに本を入れていく際は、立てて詰めると、運搬中に傷んでしまう可能性があります。そのため、平置き(横向きに寝かせて置くこと)で入れるようにしましょう。

本どうしの隙間には緩衝材を入れる

運搬中の振動などで、本どうしがぶつかったり擦れたりすると、傷みの原因になります。衝撃を和らげるために、新聞紙やエアクッションなどの緩衝材を間に挟みながら梱包しましょう。

専用収納ケースに梱包する

同じサイズの古本を30冊前後まとめて収納できる、ファスナー付きの専用収納ケースなども存在します。引っ越しの際に、こういった商品を購入して使用するのもおすすめです。
また、引っ越し時に雨が降っていても濡れてしまわないよう、防水機能が備わっているようなものもあります。さらに、専用収納ケースを使用すると、引っ越し後もそのまま本棚として活用できるため、とても便利です。

本は紐で縛らない

本どうしを固定するために、紐で縛って梱包する方もいますが、本が傷んでしまう可能性があるため、おすすめできる方法ではありません。必ず段ボールに緩衝材付きで梱包するようにしましょう。

雨・水漏れの対策をする

雨が降っている日には、段ボールに水がしみてしまう可能性があります。ビニール袋や防水シートを被せるなどして、中の本が濡れてしまわないように対策すると良いでしょう。
ビニール袋や防水シートを被せた上で、ガムテープで段ボールに貼っておくと、風で飛んで行ってしまう心配もないので安心です。

もし本が水に濡れてしまったら…?

十分に対策した上でも、水に濡れてしまう可能性はゼロではありません。万が一、本が濡れてしまったときには以下の手順で対処しましょう。

  1. タオルで水気をふき取る
  2. 数ページごとに吸水性が高い紙を挟む。
  3. ドライヤーや扇風機などで風を当てて、水分を飛ばす。
  4. 挟んでいた紙を取り、本の上に平らな重しを置いて乾燥させる。

運搬時の注意点

段ボールを持ち上げる際、けがをしないように気を付ける

重たいものを持ち上げる時、持ち上げ方を間違えると足や腰に負担がかかってけがにつながる可能性があります。
持ち上げる際は、膝を曲げて腰を落とし、しっかりとしゃがんだ状態で、段ボールを抱きかかえるようにして持ち上げるようにしましょう。

運ぶ際のポイント

段ボールを運ぶ際は、背筋をしっかりと伸ばした状態で、段ボールの角を対角線上で持って運ぶことで、身体への負担を減らすことができます。また、段ボールを縦に積み重ねる際は、軽いものが入った段ボールの上に本が入った段ボールを置かないように注意しましょう。

まとめ

引っ越しのタイミングで古本を整理する際は、適切な手順で作業をすることで、スムーズに進めることができます。 手放す本の対処方法は、古本買取業者に買い取ってもらう、寄付・寄贈するなどいくつか考えられますが、それぞれのメリット・デメリットや特徴を考えた上で、適切な方法を選ぶようにしましょう。

また、高く売れる本にはいくつかの特徴があるため、それを捉えた上で買い取りを依頼するのがおすすめです。

さらに、引っ越しのための梱包をする際には、事前に準備するもの、梱包の手順、梱包時の注意点をしっかりと把握したうえで、計画的に進めましょう。

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